さてさてさて、今度は利用させてみたい方向けに書いてみようかと。
バックナンバーは以下の通り。

前々回のお話: Unity、UE4等ゲームエンジン用のモデル配布に対する前提のお話  
前回のお話 : Unity、UE4等ゲームエンジン用のモデル配布に対するBowlRollからの提言(利用させたくない場合)  

 今回の内容は、前回のお話も絡んで話が長くなっているので、分割ということで。

 そういや、どこかのツイートで「BolwRollの中の人が、MMD族はこうで、Unity族はこうだって話をするのはどうかな」というのがあったことを記憶してますが、その答えは「■始めに」の最後にて〜
 
 
※タイトルに書いてある通り、これは「提言」であり、BowlRoll を利用する上でなんら強制力を発揮するものではありません。
 つまりは、この内容をみて行動するか否かは、貴方次第ということで〜
 

■始めに 
 前回のエントリーで、ゲーム制作者側から怒りや戸惑いに関するツイートが見受けられました。
 もちろん、上記エントリーの内容としてゲーム制作者側で関係ない方を巻き込んだ言い方となっておりますので、不愉快な思いをさせてしまった方には大変申し訳ありません。
 ただただ知っていただきたいのは、現状MMD制作者側の一部の方で、ゲーム制作者側のことをひどく嫌っているというケースが実際に発生しているという点です。
 その原因は何?と聞いたところ、口を揃えて「(主に利用規約に関して)高圧的な強制を受けた」とのことでした。
 現在、似たようなケースで海外ユーザから不正な使い方をする人が多発し、結果招待制でのみ配布することになっているモデル等があります。
 この問題も、ライセンスに関する認識の相違が起因となっており、そして海外ユーザ側が一向に是正する傾向が見られなかったことにより、このような結末になったと。
 海外の件は極論かもしれませんが、初期の Readme 自体が存在しないファイル配布の時代から問題があるごとに独自に更新していった経緯もあり、想定外の利用方法に対してはセンシティブな問題となる傾向がございます。
 そして誤解が誤解を呼び、最悪の場合・・・
 前回のエントリーは、最悪の場合を想定した「楔」になります。
 論法はどうであれ、コミュニケーション不足によりあのエントリーで書いた理由で閉ざすケースも存在することを、どうか覚えておいてもらえれば幸いです。
 また、実際にあのエントリーの内容が使われないことを切に願います。

 さて、一番最初に書いた件の答えは、「こんなこと、普通は誰もやらないから」です。
 なんせ、下手に動けば双方からのヘイトを一身に集め、総スカンを受けますからねw
 でも、BowlRoll では中の人が重要と考えたらなりふり構わず行動します。
 そんな、おせっかいなサイトではありますが、今後ともどうかご贔屓に〜


■Unity、UE4等ゲームエンジン等に興味の無い方へ 

 さて、本題と参りたいところですが、今回の件でモデラー側からとても参考になる意見が・・・

 「そもそも、興味ない」

 まあ、そりゃ興味の無い人へ貸せっていわれたら、そりゃあ身構えるもんだとw
 ということで、

 これはやっぱり、Oculus Rift を利用した体感型ソフトを紹介するのが一番かなとw
 例えば、その人がアニメ好きだったら、こんな体験ソフトがオススメと。

ネコバスきたー! 「となりのトトロ」をOculus Riftで体験したら超楽しそう - ねとらぼ
(概要等も記載されているので、あえてこっちで)

 アニメ好きだったら、誰もが知っている夜中のバス停でのサツキとトトロの遭遇シーンを再現した体験ソフトになります。
 これのすごいところは、画面上だけでは味わえないところを「体感」できること。
 映像としてみる限りだとそこまで怖くないですが、Oculus Rift で見ると真夜中に森の中にいる恐怖、また恐怖!w
 そして、街灯一つに照らされてポツンとあるバス停、どう見てもホラーですw
 てか、なんでこんなところに平気でいられるんだ、サツキ!w
 で、突如現れる異質な物体、トトロw
 と、キャラの表情や仕草をダイレクトに感じることが出来るとw

 では、もっと想像を膨らませてみましょう。

 例えば、のび太になって、のび太の部屋でドラえもんがどのように押し入れで寝ているか覗いてみたり、とか、波平になってかつおを叱ってみたりとか、キリコ・キュービィーになって「本当にお前よく生きているな」感を味わってみたりとか、イデが発動して昇天してみたりとか、河西忍になってIS-2の砲撃を狭い視界の中「ソーレソレソレ!」と言いながらかわしてみたりとか、リトさんになってラッキースケベが発生するメカニズムについて冷静に分析してみたりとか!

 映画好きにも同じ論法が通じるかと。
 
 例えば、マクラーレン刑事がダイハード1でビルの屋上からホースを腰にまいてダイブしたりとか、マクラーレン刑事がダイハード2で「クソッタレ」といいながら、脱出装置を稼働させてぶっ飛んだりとか、マクラーレン刑事がダイハード3で水圧によりマンホールから外へぶっ飛ばされてみたりとか、マクラーレン刑事がダイハード4で本当につるっ禿になって哀愁を感じてみたりとか、ダイハード5は・・・なかった!

 と、作品を知る上で「何故そのような表情になり、何故そのような行動を取ったのか」といったことを「体感」して感じ取ることができると。
 で、そうした体感ソフトは Unity、UE4 等のゲームエンジンで制作されております。


■実際に体感してみないとわからない、という方へ 

 興味はあるけど、正直なところ体感してみないと分からない、というのはごく至極ごもっともな話です。
 Oculus Rift を使用した体感ソフトの最大の難点として、「実際に体験してみないと分からない」というのがあります。
 そしたら、こういった手段があります。

 ・Oculus Rift の体験スペースが常設されているところにいく
  秋葉原の G-Tune : Garage では、営業時間内であればいつでも体験できると

 ・Oculus Rift 体験会にいってみる
  近々では、OcuFes in DCEXPO が今週26日に日本科学未来館で開催しているので、体験するにはもってこいのイベントと
  入場無料なので気軽に足を運んでみるのが吉とw
  ※25日には開発者会もやっているので、より良く知りたい人はこちらも参加するとより吉〜
   ちなみに、自分も開発者会に行きますので、BowlRoll を知っている方がいらっしゃったら声かけてもらえるとうれしいですw

 ・友達のを借りる
  例えば、あなたの知り合いが Oculus Rift を持っていた場合、パセラなんかに集まって即興体験会等開くといいでしょう。
  体験していない人が暇にならないか、との問題はございません。
  体験している人の挙動もまた、コンテンツになるぐらい面白いですw

 ・自分で買ってみる
  実際に買って体験したいという人は、以下のページにて購入方法が記載されてます。

  Oculus Rift DK2 の購入方法と対応ゲームの探し方まとめ - もぐらゲームス

  注意点として、生産はアメリカで、現在生産が追いついていない状態で、購入時から6〜8週間程度待つ必要があります。
  そこはどうしようもないので、気長に待つのが吉と。
  で、自分が購入した Oculus Rift はいつ届くんだ!w


■そもそも情報が流れてこない、という方へ 

 興味を持っても情報が流れてこない、というのもよくある話です。
 これは、開発者側の情報をそもそも収集していないからかと。
 MMD に関わっている人は多種多様で、下は一桁から、上は還暦を超えているおじいちゃんがいて、職種もさまざまで、実際に3D制作に関わっている人もいれば、小中高大学生、会社員、主婦、自営業、包丁研ぎ師などホントバラバラです。
 つまりは、そもそも IT関連の情報を収集していない方も多くいると。
 こういう時は、啓蒙活動を行っている人をフォローすればいいかなと思うのですが、思い浮かべる人がいない!w
 ということで、Oculus Rift 関連を宣伝している方をご存知の方は、是非共 BowlRoll のツイッターにでもご連絡いただければと〜


 と、今日のところはこんなもんで。
 明日こそ、最重要である配布方法等に関する提言でも〜